女優の加藤ローサさんが2025年8月17日放送の『おしゃれクリップ』で、サッカー元日本代表の松井大輔さんとの離婚を公表されました。番組での告白は多くの視聴者に衝撃を与えましたが、彼女の言葉には多くの女性が共感し、称賛の声が集まっています。

今回は加藤ローサさんの離婚理由と、離婚後も続く元夫婦の新しい関係性についてお伝えします。
1.加藤ローサさんが離婚を公表した経緯
加藤ローサさんは2011年にサッカー元日本代表の松井大輔さんと結婚し、2人のお子さんに恵まれました。海外での生活や子育てを経験しながら、おしどり夫婦として知られていましたが、2025年8月17日放送のバラエティ番組『おしゃれクリップ』で突然の離婚発表となりました。
番組冒頭で加藤さんは「今は籍を抜いていて。新しい私たちの形で生活は続けつつ、ちょっと夫婦という形を変えて離婚していて」と明かしました。離婚の時期については「ちょっと前」とだけ述べ、明確な時期は公表していません。
番組MCの山崎育三郎さんと古川雄輝さんも驚きを隠せない様子でしたが、加藤さんはあっけらかんとした様子で離婚の事実を語りました。一方、松井さんもVTRで登場し、離婚について「紙(婚姻届)の問題だけ」「僕たちは(息子たちの親として)変わらない」とコメントしています。

2.離婚の理由とは?「良い妻でいなきゃ」からの解放
多くの視聴者が気になったのは、なぜ離婚という選択をしたのかという点です。加藤さんの発言からは、長年抱えていた心の重荷が見えてきます。
加藤さんは番組内で「籍が入っていると入っていないとでは私の気持ちが結構変わって」と発言し、「(良い妻でいなきゃと)頑張らなくてもいい、と思えるようになって、私はすごい変わったなって思ってます」と語っています。
実は加藤さん、もともと強い結婚願望はなかったそうです。過去のインタビューでは、松井さんからのプロポーズを3回受け、ほとんど根負けのような形で「もしダメなら離婚すればいい」と思いながら結婚を決断したと明かしています。
結婚後の生活は想像以上に過酷でした。海外のクラブチームを渡り歩く松井さんについていく形で、フランスやブルガリア、ポーランドなどを移動しながらの子育て。加藤さん自身も「結婚生活は修行」と語っていたほどです。
また、過去のインタビューでは、加藤さんが嫌いな言葉として「ママがやってよ」を挙げていました。この言葉からも、家事や育児の負担が一方的に彼女にのしかかっていた様子がうかがえます。
3.離婚後も同居を選んだ理由
最も注目を集めたのは、離婚後も4人で同居を続けているという点です。この選択には賛否両論がありますが、加藤さんなりの考えがありました。
加藤さんは「新しい私たちの形で生活は続けつつ、ちょっと夫婦という形を変えて」と説明しています。子どもたちのことを第一に考え、親としての責任を果たしながらも、妻としての重圧からは解放されるという新しい家族の形を選択したのです。
松井さんも「紙(婚姻届)の問題だけ」「僕たちは(息子たちの親として)変わらない」とコメントしており、親としての役割は継続する意思を示しています。ただし、この発言に対して加藤さんが「超面白い!」と反応したことで、夫婦間の温度差を感じた視聴者も多かったようです。
スポーツ紙の報道によれば、「松井さんの妻という役割に徹しなければならないという重圧からはひとまず解放された」と分析されています。同じ家で生活を続けることで子どもたちの環境は守りつつ、加藤さん自身の心の負担は軽くなったのではないでしょうか。
4.世間の反応と女性たちからの共感の声
加藤さんの離婚発表に対して、SNSでは多くの反応が寄せられました。特に女性からの共感の声が目立ちます。
「加藤ローサちゃん見て私も籍抜きたくなった」「言ってることすごいわかる。共感しかないわ」「素晴らしい決断!」など、加藤さんを支持する声が多数寄せられました。従来の離婚報道とは異なり、応援や称賛のコメントが目立つのが特徴的です。
実際にSNSでは「家族を第一に支え続けてきたのだから、今後は幸せになってほしい」「自分の人生を見つけられるように応援したい」など、共感や応援の声が多く上がりました。
多くの既婚女性が「良い妻でいなきゃ」というプレッシャーに共感したようです。家事や育児の負担、夫への気遣いなど、見えない重圧を抱えながら生活している女性たちにとって、加藤さんの決断は勇気を与えるものだったのでしょう。
ある芸能関係者は「離婚発表前から、まるでシングルマザーのように見えた」とも語っており、周囲も加藤さんの状況を察していた様子が伺えます。

加藤ローサさんの選択は、単なる離婚ではなく、現代の夫婦関係における新しい可能性を示しているのではないでしょうか。
「籍を入れていることで生まれる心理的プレッシャー」という視点は、多くの人が気づきながらも言語化できなかったものかもしれません。加藤さんの選択は、形式にとらわれない家族の在り方を提示しています。
従来、離婚といえば「夫婦関係の破綻」「家族の崩壊」というネガティブなイメージがつきまとっていました。しかし加藤さんのケースは違います。彼女は松井さんとの関係を否定しているわけではなく、「妻」という役割から自由になることで、より健全な関係を築こうとしているのです。
これは、日本社会に根強く残る「妻はこうあるべき」という固定観念への挑戦とも言えます。結婚という制度が本来目指すべきは、お互いの幸せであるはずなのに、いつの間にか「妻としての義務」「良妻賢母」といった重荷を背負わせる装置になってしまっていたのかもしれません。
特に注目すべきは、松井さんの「変わらない」という発言と、加藤さんの「変わった」という認識のギャップです。この温度差こそが、2人の結婚生活における課題を象徴しているように感じます。男性側が「何も変わっていない」と感じるということは、つまり女性側が抱えていた重圧に気づいていなかった可能性があります。
加藤さんのように、子どもの幸せを第一に考えながらも、自分自身の心の健康も大切にする。そんなバランスの取れた選択ができる社会こそが、本当の意味で成熟した社会なのではないでしょうか。

出典 女性自身
まとめ
加藤ローサさんの離婚発表は、単なる芸能ニュースではなく、現代の夫婦関係や女性の生き方について考えさせられる出来事となりました。
「良い妻でいなきゃ」という重圧から解放され、自分らしく生きることを選んだ加藤さんの決断は、多くの女性たちの心に響きました。離婚後も子どもたちのために同居を続けるという選択は、新しい家族の形として注目されています。
夫婦という形にこだわらず、お互いが心地よく過ごせる関係性を模索する。そんな加藤さんの姿勢は、これからの時代の家族の在り方を示しているのかもしれません。
結婚という制度が、本来の目的である「お互いの幸せ」を実現するための手段であって、目的そのものではないこと。そして、形式よりも実質が大切だということ。加藤さんの選択は、私たちにそんな大切なことを教えてくれているように感じます。
今後も加藤さんが女優として、そして母親として、自分らしく輝き続けることを心から願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が皆さんの人生や家族について考えるきっかけになれば嬉しいです。