40代・50代になると、「以前より疲れが残りやすい」「肌のハリが気になる」「これまでのスキンケアだけでは物足りない」と、年齢による変化を感じる場面が増えてきます。
そんな今、**次世代のエイジングケア成分として注目を集めているのがNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)**です。
NMNが注目されている大きな理由は、体内で**NAD+**という重要な補酵素の材料になること。
NAD+は、私たちの体のエネルギー代謝や細胞内のさまざまな働きに関わっており、老化や健康寿命を研究する分野でも重要な存在として研究されています。
つまりNMNは、単なる「美容成分」というより、年齢を重ねた体を内側から考える研究の中で注目されている成分なのです。
しかもNMNは、枝豆やブロッコリー、アボカドなど身近な食品にも含まれています。
ただし、その量はごくわずか。
たとえばNMN165mgを枝豆から摂ろうとすると、研究報告の最大値で単純計算しても約8.8kg必要になります。
「そんなに違うの?」と思った方もいるのではないでしょうか。
この記事では、NMNとは何なのか、なぜエイジングケアで注目されているのか、食品にはどれくらい含まれているのか、そして40代・50代がNMNサプリを選ぶなら何を見ればいいのかまで、分かりやすく解説します。
※NMNを摂取することで「若返る」「老化を止められる」といった効果が確立しているわけではありません。現在もヒトを対象とした研究が進められています。
NMNとは?まず知っておきたい基本
NMNは体内にも存在する成分
NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)は、もともと私たちの体の中にも存在している物質です。
ビタミンB3の仲間を材料として体内でつくられており、枝豆やブロッコリー、アボカドなど身近な食品にも微量に含まれています。
NMNは「NAD+」をつくる材料のひとつ
NMNそのものよりも重要なのが、NMNが変化してできる**NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)**という補酵素です。
NMNは、体内でNAD+をつくるための「材料(前駆体)」のひとつという位置づけになります。
NAD+は体の中でどんな働きをしている?
NAD+は、エネルギー代謝や細胞の働きにかかわる補酵素で、体のさまざまな場所で使われています。

近年の老化研究・健康寿命研究の分野でも、NAD+は加齢とともに変化していく重要な分子として扱われています。
つまり、NMN→NAD+→エネルギー代謝や細胞の働きにかかわる、という流れがざっくり分かれば、まずは十分です。
NMNが注目される3つの理由
① 老化研究で重要なNAD+の材料になる
NMNは、老化研究・健康寿命研究の分野で重要視されているNAD+の材料になる成分です。NAD+代謝そのものが、近年の老化研究における大きなテーマのひとつになっていることから、その材料であるNMNにも注目が集まっています。
② ヒトでもNAD関連指標の上昇が確認されている
NMNやNR(ニコチンアミドリボシド)といったNAD+前駆体を摂取すると、血中などのNAD関連指標が上がることは、複数のヒト試験で比較的一貫して確認されています。動物実験だけでなく、人での反応が確認されている点が、NMNが注目される理由のひとつです。
③ 美容だけでなく健康寿命・代謝・運動・睡眠など幅広い研究が進んでいる
NMNの研究では、NAD+の変化だけでなく、運動機能、睡眠、代謝など、年齢とともに気になりやすいさまざまな分野が調べられています。美容領域にとどまらず、幅広いテーマで研究が進められていることも、NMNが「次世代のエイジングケア成分」として語られる理由になっています。
NMNは食品にも含まれている?
NMNを含む代表的な食品
NMNは特別な食品だけに含まれているわけではなく、枝豆やアボカド、ブロッコリー、トマトなど、身近な食品にも含まれています。
ただし、その量はかなり少量です。

食品100gに含まれるNMN量を比較
研究で報告されている食品100gあたりのNMN含有量を比較すると、次のようになります。
| 食品 | NMN含有量(100gあたり) |
|---|---|
| 枝豆 | 0.47〜1.88mg |
| アボカド | 0.36〜1.60mg |
| ブロッコリー | 0.25〜1.12mg |
| きゅうりの皮 | 0.65mg |
| きゅうりの種 | 0.56mg |
| トマト | 0.26〜0.30mg |
| 生の牛肉 | 0.06〜0.42mg |
| えび | 0.22mg |
※食品中のNMN量は、産地・品種・測定条件などによって異なる可能性があります。上記は研究で報告された参考値です。
こうして比べると、NMNはさまざまな食品に含まれているものの、100gあたりでは多くても1〜2mg程度であることが分かります。
NMN165mgを食品から摂ると何kg必要?
たとえば、ノンリ NMN10230プラス1粒に含まれるNMN165mgを、食品だけから摂ろうとするとどうなるでしょうか。
研究で報告された含有量の最大値を使って単純計算すると、次のようになります。
| 食品 | 100gあたりのNMN量※ | 165mg相当に必要な食品量 |
|---|---|---|
| 枝豆 | 1.88mg | 約8.8kg |
| アボカド | 1.60mg | 約10.3kg |
| ブロッコリー | 1.12mg | 約14.7kg |
| 生の牛肉 | 0.42mg | 約39.3kg |
| トマト | 0.30mg | 約55kg |
| えび | 0.22mg | 約75kg |
※研究で報告された最大値を用いた単純計算。必要摂取量を示すものではありません。

ここで誤解してほしくないのは、「だから165mg摂る必要がある」ということではない、という点です。
あくまでこれは、サプリメントに配合されている量を、食品中のNMN量と単純に比較するとどれくらいの差になるかをイメージするための一例です。
NMNのヒト臨床試験では、食品から摂取するのではなく、一定量に調整されたNMNが使用されています。そのため、食品中のNMN量と臨床試験で用いられる摂取量は分けて考える必要があります。
NMNを取り入れるなら、毎日のエイジングケアも一緒に整えたい
食事・睡眠・運動など、NMN以外も含めてエイジングケア全体を見直したい方はこちらで詳しくまとめています。
▶ 40代・50代のエイジングケアは内側から?食事・睡眠・運動・サプリの考え方

食事を整える
NMNを含む食品だけでなく、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂ることが、エイジングケアの土台になります。
睡眠をしっかり取る
睡眠の質は、肌のコンディションや疲労感に直結します。睡眠と美容の関係をもう少し詳しく知りたい方はこちら。
▶ 睡眠と美容の関係|透明感を目指す人が見直したい睡眠習慣

適度に体を動かす
激しい運動でなくても、ウォーキングなど無理なく続けられる習慣が、体力維持につながります。
紫外線対策と保湿を続ける
内側のケアと合わせて、日々の紫外線対策・保湿ケアを継続することも欠かせません。年齢とともに乾燥やハリ不足が気になってきた方はこちら。
▶ 40代・50代のスキンケアは何を選ぶ?乾燥・ハリ不足に合う選び方を解説

毎日の習慣に「もう一歩」を足したいならサプリも選択肢
食事・睡眠・運動・スキンケアといった生活習慣に、NMNサプリという「もう一歩」を足してみるのも、ひとつの選び方です。
NMNに関する研究はどこまで進んでいる?
以前は動物実験が中心でしたが、近年はNMNを人が摂取した場合の研究も増えてきています。ヒト試験でもNAD関連指標の上昇が確認されており、睡眠や運動機能など幅広いテーマで研究が進んでいます。
2026年に発表されたヒト・動物試験を対象とした系統的レビューでも、NMNやNRなどのNAD+前駆体は、血中のNAD関連指標を上げること自体は比較的一貫して確認される一方、健康寿命やウェルネスにつながる臨床効果については、まだ一貫した結論が出ていないと整理されています。まだ研究途中の部分はありますが、人を対象とした研究が増え、NAD関連指標への変化も確認されていることから、NMNは今後も注目しておきたいエイジングケア成分のひとつといえそうです。
(具体的な試験の対象人数・摂取量などは、記事末尾の参考文献でご確認いただけます)
NMNはどんな人が気になりやすい?
こんな変化を感じ始めたら、NMNが気になるタイミングかもしれません。
- 以前より年齢を意識することが増えた
- スキンケアだけでなく、内側からのケアも始めたい
- 食事や睡眠だけでは物足りなさを感じている
- 40代・50代から何か新しいエイジングケアを始めたい
- 将来の自分のために、今からできることを増やしたい
ひとつでも当てはまるなら、NMNは一度チェックしておきたい成分のひとつです。
食品だけでは難しいから、NMNはサプリという選択肢が現実的
NMNは食品にも含まれていますが、含有量はごくわずかです。
だからこそ、ある程度まとまった量を意識する人にとって、サプリメントという形が現実的な選択肢になっています。
「毎日の生活習慣は大切にしたい。でも、それだけではなく何か一歩プラスしたい」
そんな40代・50代にとって、「今からできるエイジングケア」のひとつとして、NMNサプリを検討してみるのも選択肢です。
NMNサプリを選ぶなら何を確認すればいい?
いざNMNサプリを選ぶとなると、次のようなポイントを確認しておくと安心です。
- NMNの配合量:1日あたりどれくらい摂れる設計か
- NMN原料の純度:純度が明記されているか
- 国内製造か・品質管理はどうか:製造国や管理体制の情報があるか
- 1日あたりの価格:継続コストとして無理がないか
- NMN以外の配合成分:一緒にどんな成分が入っているか
- 続けやすさ:粒の大きさや飲みやすさ、価格面で続けられそうか
実際にNMNサプリを見ると、配合量や純度、製造環境、NMN以外の成分にはかなり違いがあります。ザワチャンでは、この条件を確認しながら40代・50代向けに比較しています。
NMN以外に注目したい成分は?
レスベラトロールとは?
レスベラトロールは、ぶどうの皮などに含まれるポリフェノールの一種として知られている成分です。
NMNと一緒に配合されている商品もある
NMNサプリの中には、レスベラトロール(トランス型レスベラトロールなど)を一緒に配合している商品もあります。レスベラトロールも、NMNと同じくエイジングケア領域で研究が進められている成分のひとつです。
NMNサプリを検討するなら配合量だけで選ばない
せっかくNMNを取り入れるなら、配合量だけでなく、原料の純度や製造環境、続けやすさまで確認して選びたいところです。
特に40代・50代が続けるなら、「中身が分かりやすい」「毎日続けやすい」「価格とのバランスが取れている」ことは大きなポイント。
その候補のひとつとして、ザワチャンで詳しく調べているのが、国内製造のNMNとトランス型レスベラトロールを配合した「nonlie(ノンリ)NMN10230プラス」です。
▶ ノンリNMN10230プラスの口コミ・成分・価格・デメリットを詳しく見る

NMNについてよくある質問
Q. NMNは毎日摂らないと意味がない?
A. 現時点で「毎日◯mg摂るべき」という明確な基準が確立しているわけではありません。継続摂取を前提とした研究が多いものの、まずは生活習慣全体を整えることが基本になります。
Q. NMNは食品だけから摂れる?
A. 枝豆やブロッコリーなど一部の食品に含まれていますが、含有量はごく微量です。サプリメントに使われる量を食品だけで摂るのは現実的ではありません。
Q. NMNは何歳から飲むもの?
A. 「何歳から」という明確な基準はありません。エイジングケアへの関心が高まる40代・50代で気になり始める人が多い成分です。
Q. NMNを飲めば若返る?
A. 「飲めば若返る」と断定できるほどの効果が確立しているわけではありません。血中のNAD関連指標が上がることは研究で確認されていますが、それがそのまま「若返り」につながると確立されているわけではない、という点は理解しておきたいポイントです。
Q. NMNとNAD+は何が違う?
A. NMNはNAD+をつくるための材料(前駆体)のひとつで、NAD+は体内でエネルギー代謝などに関わる補酵素です。
Q. NMNサプリはどのくらい摂ればいい?
A. 商品によって配合量の設計はさまざまです。まずは各商品の推奨量や、価格・続けやすさを確認して検討するのがおすすめです。
Q. NMNに副作用はある?
A. 気になる場合は自己判断せず、持病がある方・服薬中の方・妊娠中や授乳中の方は医師に相談したうえで検討してください。
まとめ|NMNは「年齢を重ねてからの健康・美容」を考えるきっかけのひとつ
NMNは、老化研究・健康寿命研究の分野で重要視されているNAD+の材料になる成分として、いま注目を集めています。ヒトでもNAD関連指標の上昇が確認されており、美容だけでなく代謝・運動・睡眠など幅広いテーマで研究が進んでいるのも、NMNならではの面白さです。
一方で、飲めばすぐに若返るという結論が出ているわけではありません。食事・睡眠・運動といった生活習慣を基本にしながら、40代・50代になって「何か新しいエイジングケアを始めたい」と感じているなら、NMNについて知ることは、その第一歩になりそうです。
具体的にNMNサプリを比較・検討したい人は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
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参考文献・出典
- Mills KF, et al. Long-Term Administration of Nicotinamide Mononucleotide Mitigates Age-Associated Physiological Decline in Mice. Cell Metabolism. 2016. ※NMNの基礎研究および食品中のNMN含有量を参照。
- Gallagher C, Emmanuel OO. NAD+ supplementation for anti-aging and wellness: A PRISMA-guided systematic review of preclinical and clinical evidence. Ageing Research Reviews. 2026. ※NMN・NRなどNAD+前駆体に関するヒト・動物研究の最新レビューを参照。
- Vinten KT, et al. NAD+ precursor supplementation in human ageing: clinical evidence and challenges. Nature Metabolism. 2025. ※加齢に伴うNAD+変化およびヒト臨床試験の現状を参照。
- Ingestion of β-nicotinamide mononucleotide increased blood NAD levels, maintained walking speed, and improved sleep quality in older adults. GeroScience. 2024. ※高齢者を対象としたNMN250mg/日・12週間の試験を参照。
- Kuerec AH, et al. Towards personalized nicotinamide mononucleotide (NMN) supplementation: NAD concentration. Mechanisms of Ageing and Development. 2024. ※40〜65歳を対象としたNMNの用量比較試験を参照。

