「北香那さんは、なぜか一度見ると記憶に残る」
そう感じたことはありませんか?
北香那さんの演技がクセになる理由は、役ごとに声の調子や表情、しぐさを変えながら、それを作り込んだように見せない自然さにあります。
『ペンギン・ハイウェイ』『拾われた男』『ばけばけ』を中心に、声と表情からその魅力を掘り下げていきます。
1. 北香那は子役時代から経験を重ねてきた女優
北香那さんは1997年8月23日生まれ、東京都出身の女優です。
小学6年生頃から芸能活動を始め、2010年のミュージカル『赤毛のアン〜アンからの手紙〜』でアン役を務めました。
広く注目される転機となったのが、2017年のドラマ『バイプレイヤーズ〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』です。
約350人が参加したオーディションを経て、中国人アシスタントプロデューサー・ジャスミン役に選ばれました。
その後は『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(梶原役)、『鎌倉殿の13人』、『どうする家康』(お葉役)と3本の大河ドラマにも出演しています。
現代劇から時代劇、声優まで活動の幅を広げてきた女優です。
2026年は、NHK夜ドラ『替え玉ブラヴォー!』で主演を務めるなど、活動を続けています。

出典 北香那 インスタグラム
2. 少年役への声優挑戦で知った「声のわずかな違い」
2018年公開のアニメーション映画『ペンギン・ハイウェイ』(原作:森見登美彦、スタジオコロリド制作)で、北香那さんは主人公・アオヤマ君の声を担当しました。
北香那さんにとって、アニメーション映画への初参加となった作品です。
北香那さんはインタビューで、それまで声について細かく考えたことはなかったものの、声にはさまざまな表現があり、わずかな違いで聞こえ方が大きく変わることを学んだと語っています。
声優経験がその後の作品に直接どう生かされたかまでは明言されていませんが、声を演技の重要な要素として意識するきっかけになったことは、本人の言葉からうかがえます。
『ばけばけ』では、英語が堪能な江藤リヨ役を演じました。
橋爪國臣制作統括によると、北香那さんは英語を自然に話すためのレッスンを受けて撮影に臨んでいます。
小学生の男の子の声と、明治時代のお嬢様が話す英語。まったく異なる声の表現に向けて、その都度準備を重ねていることがうかがえます。

3. 『拾われた男』ではしぐさまで別人のように変化
ドラマ『拾われた男』(NHK BSプレミアム/Disney+)で、北香那さんはオタク気質の女性・吉ミラ役を演じました。
原作は松尾諭さんの同名エッセイで、脚本は足立紳さんが手がけています。
このドラマの感想サイトには、「北香那さんだとすぐに気づかなかった」「『鎌倉殿の13人』のつつじ役と同じ俳優だと知って驚いた」といった投稿が見られました。
こうした感想は、あくまで個々の視聴者によるもので、視聴者全体の評価を示すものではありません。
ただ、『拾われた男』では、体の動きや視線、笑い方まで変えることで、それまでの役とは異なる吉ミラの人物像を作っていました。

出典 映画ナタリー
4. 『ばけばけ』では表情の奥にある強さを表現
2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』で、北香那さんは江藤知事の娘・江藤リヨ役を演じました。
リヨは、松江を訪れた英語教師・ヘブンに強く惹かれ、ヒロインのトキに協力を求めていく、押しの強いキャラクターです。
制作統括の橋爪國臣さんは、北香那さんについて「心のどこかに持っている業みたいなものを出せる表現力が素晴らしい」と評価しています。
品のあるお嬢様という外見の中に、ヘブンへ向けた前のめりな感情をにじませる。そうした表情の作り方が、リヨというキャラクターの説得力につながっています。
制作統括の言葉からも、北香那さんが人物の表面だけでなく、心の内側に抱える複雑な感情まで表現できる点を評価され、リヨ役に起用されたことが分かります。


5. 北香那の演技がクセになる理由は声と表情の自然な変化
ここまでの出演作や本人の発言を踏まえると、北香那さんの演技がクセになる理由は、役ごとに声、視線、笑い方、しぐさを変えながら、それを過度に作り込んだように見せない点にあると考えられます。
『ペンギン・ハイウェイ』では声のわずかな違いと向き合い、『拾われた男』では体全体を使った個性的なしぐさを見せました。
『ばけばけ』では、品のあるお嬢様の外見の中に、ヘブンへ向けた強い感情をにじませています。
大きく印象を変えているのに、役のために変えていることを前面に出さない。
この自然さが、一度見た後に妙に気になり、もう一度見たくなる理由なのでしょう。
6. 北香那の演技についてよくある質問
Q 北香那さんの声が注目された作品は?
A 2018年公開のアニメーション映画『ペンギン・ハイウェイ』です。主人公の小学4年生・アオヤマ君の声を担当し、アニメーション映画への初参加ながら少年役を演じました。
Q『拾われた男』では何役を演じた?
A 吉ミラ役です。体を揺らす動きや独特の笑い方など、それまでの役とは異なる姿が視聴者の印象に残りました。
Q 北香那さんは『ばけばけ』で英語を話していた?
A はい。英語が堪能な江藤リヨ役として英語のセリフを披露しました。制作統括によると、作品のために事前にレッスンを受けて撮影に臨んでいます。
Q 北香那さんが注目されたきっかけは?
A 2017年のドラマ『バイプレイヤーズ』で演じたジャスミン役が、大きな転機になりました。
まとめ|北香那は声と表情で役の空気を変える女優
北香那さんは、『ペンギン・ハイウェイ』への声優挑戦を通じて、声のわずかな違いで人物の印象が変わることを学んだと語っています。
『拾われた男』では独特なしぐさや話し方で吉ミラを演じ、『ばけばけ』では品のある江藤リヨの中に、ヘブンへ向けた強い感情をにじませました。
作品ごとに声、視線、笑い方、姿勢を変えながら、過度に作り込んだように見せない。その自然な変化が、北香那さんの演技を一度見た後も記憶に残るものにしているのでしょう。
今後の出演作でも、役によって変わる声と表情に注目したいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

