2026年1月4日から放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で藤堂高虎役を演じ、ますます注目を集めている佳久創さん。元ラグビー日本代表候補から俳優へ転身した異色の経歴を持ち、父親は元中日ドラゴンズの名投手・郭源治さんという華やかな家系に生まれた彼は、今や日本のエンターテインメント界で存在感を示しています。大河ドラマへの2度目の出演や、スーパー戦隊シリーズでの活躍など、その多彩なキャリアが話題になっていますが、実は挫折と努力の物語があるんです。この記事では、佳久創さんの素顔と、なぜ今注目されているのかを詳しく解説していきます。
1.佳久創の基本プロフィール

出典 佳久創 インスタグラム
佳久創さんは1990年10月28日生まれの34歳、愛知県名古屋市出身の俳優です。身長185cmという恵まれた体格と、父親譲りの端正な顔立ちが印象的な彼は、現在アクロスエンタテインメントに所属しています。
佳久創さんは元ラグビー選手という異色の経歴を持つ俳優で、日本とアミ族(台湾原住民族)のハーフとして生まれました。
佳久創さんは1990年10月28日生まれ、愛知県名古屋市出身の俳優で元ラグビー選手です。父親は台湾原住民族のアミ族である元プロ野球選手の郭源治さん、母親は日本人で、佳久創さんはハーフとして生まれました。
「佳久」という苗字は、父親が日本に帰化した際につけた苗字です。家族構成は、姉と双子の兄・佳久耀さん、そして妹がいる4人兄弟姉妹です。双子の兄・佳久耀さんも元社会人野球選手として活躍していました。
趣味はラグビー、筋トレ、映画鑑賞、WWE観戦と、アスリート出身らしい身体を動かすことが好きな一面が見られます。明治大学法学部を卒業しており、文武両道の経歴を持っています。
2.元ラグビー選手から俳優へ転身した経緯
佳久創さんの俳優としてのキャリアは、実は大きな挫折から始まっています。彼がラグビー選手から俳優へと転身した背景には、どんな物語があったのでしょうか。
佳久創さんは日本代表候補として将来を嘱望されていましたが、重傷により24歳でラグビー選手を引退。その後、俳優の道へ進みました。
佳久創さんは小学生のころまでは父親と同じく投手として野球をプレーしていましたが、愛知中学校・高等学校に入学後、顧問の誘いで中学3年生のころからラグビーを始めました。
高校3年生時には7人制ラグビーの東海選抜に選ばれ、全国準優勝を果たすなど頭角を現します。その後、ラグビーの名門・明治大学法学部に進学し、さらに実力を磨きました。
しかし、大きな転機が訪れます。2011年8月、7人制ラグビーの日本選抜のメンバーとして参加した「上海セブンズ」で左膝前十字靭帯を断裂する大怪我を負い、競技への復帰には約11か月を要しました。復帰後の2012年には15人制ラグビーの日本代表の練習にも参加しましたが、怪我の影響は深刻でした。
大学卒業後、トップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツに入団したものの、膝の状態は万全とは言えず、2015年に24歳という若さで引退を決意します。
引退後は社業に専念しましたが、2015年末より名古屋市で行われるアーティストイベント「CentRal Voice Wave」にKAKU名義で出演し、俳優として活動を始めました。
当初はボーカリスト枠として参加していましたが、2016年2月にはミヤジシンゴと漫才コンビ「ピグマリオンコウカ」を結成し、M-1グランプリ2016にも挑戦(1回戦敗退)するなど、幅広い挑戦を続けました。
その後、声優養成所にも通って演技を学び、2017年7月よりアクロスエンタテインメントに所属。2019年1月にNHK BSプレミアムで放送された単発ドラマ『キミに最後の別れを 〜永遠なれ ラグビーの青春〜』では元ラグビー選手の経験を生かし、東大ラグビー部員役のメインキャストとして出演しました。同年7月からのTBS連続ドラマ『ノーサイド・ゲーム』で初の連続ドラマレギュラーキャストを務め、俳優としての道が開けていきました。

3.父は元中日ドラゴンズの郭源治

佳久創さんを語る上で欠かせないのが、父親の郭源治さんの存在です。プロ野球ファンなら誰もが知る名投手の息子として生まれた彼は、どのような影響を受けて育ったのでしょうか。
佳久創さんの父・郭源治さんは、中日ドラゴンズで活躍した台湾出身の名投手で、100勝100セーブを達成した伝説的な選手です。
郭源治さんは1956年10月5日生まれ、台湾の台東県台東市出身の元プロ野球選手(投手)で、台湾原住民族のアミ族です。中日ドラゴンズで1981年から1996年まで在籍し、リリーフエースとして活躍。最優秀防御率1回、最優秀救援投手2回のタイトルを獲得し、100勝100セーブを達成した名投手でした。
郭源治さんの夫人は元フライトアテンダントで、1984年にはミス日本に選ばれています。美男美女の両親から生まれた佳久創さんが端正な顔立ちをしているのも納得です。
郭源治さんには2男2女がおり、長男と次男は双子です。長男の佳久耀さんも元野球選手で、2015年に社会人野球の矢場とんに入部しました。次男が俳優として活動している佳久創さんです。
佳久創さんは幼少期、父親が有名であるがゆえに周囲から期待される重圧を感じていたといいます。しかし郭源治さんは息子たちに対して「好きなことをやりなさい」という教育方針を貫き、佳久創さんが野球ではなくラグビーを選んだこと、そして俳優の道に進むことにも反対しませんでした。父親としての深い愛情が感じられるエピソードです。
2019年9月6日放送の『爆報! THE フライデー』(TBS)では、父・郭源治とテレビ初共演を果たしました。
現在、郭源治さんは68歳で、2013年頃から台湾に戻り、中学生や高校生に野球を教えています。また、2019年には台湾野球界で投票により野球殿堂入りを達成しています。
4.大河ドラマ「豊臣兄弟!」での役割

2026年1月4日から放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で、佳久創さんは重要な役どころを演じています。これは彼にとって2度目の大河ドラマ出演となります。
佳久創さんは2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」で、オーディションを経て藤堂高虎役に抜擢されました。
佳久創さんが演じる藤堂高虎は、秀長の重臣の一人で、巨漢で知られ、初めは近江の大名・浅井長政に仕えるも主君を変えて転々とし、秀長と出会い、武勇だけでなく学問も重要だと教えられ、算術・鉄砲・築城など多くを学びます。
藤堂高虎は豊臣秀吉の中国攻めや賤ヶ岳の戦いなどにも参戦し、前線で戦うだけでなく、兵站を任されるなど、知勇兼備の武将となりました。築城名人としても知られる歴史上の重要人物です。
佳久創さん自身のコメントによると、オーディションでは普段以上に緊張しており、数日後にマネージャーから「大河ドラマ無事決まりました」と言われた時は、思わず「よっしゃー!」とガッツポーズをしたそうです。
さらに「役は藤堂高虎です」と言われた時、「え、あの知る人ぞ知る、あの高虎!?」とさらに嬉しく、まさか藤堂高虎を演じられるとは思いもしてなかったので、その日は一日中興奮が収まらなかったと語っています。
185cmの長身と鍛え抜かれた体格を持つ佳久創さんは、巨漢で知られた藤堂高虎役にぴったりの配役と言えるでしょう。この役はオーディションにて抜擢されました。

出典 佳久創 インスタグラム
5.これまでの主な出演作品
俳優デビューから約7年、佳久創さんは着実にキャリアを積み重ねてきました。どのような作品に出演してきたのでしょうか。
佳久創さんは『ノーサイド・ゲーム』でブレイクし、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』やスーパー戦隊シリーズ『王様戦隊キングオージャー』など、幅広いジャンルで活躍しています。
【テレビドラマ】
2019年、TBSで放送の連続ドラマ『ノーサイド・ゲーム』では自身初の連続ドラマレギュラーキャストを務めました。 このドラマもラグビーが舞台となっており、元ラグビー選手の経験が大いに活かされました。

2022年にはNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で武蔵坊弁慶役を演じました。この役のために、元々の体重88キログラムから115キログラムまで増量するという徹底した役作りを行いました。

2023年3月5日から2024年2月25日まで放送されたスーパー戦隊シリーズ『王様戦隊キングオージャー』にカグラギ・ディボウスキ / ハチオージャー役でレギュラー出演しました。この作品で特撮ファンの間でも知名度が大きく上昇しました。

2023年にはNetflixドラマ「サンクチュアリ -聖域-」にも出演。2024年には「私たちが恋する理由」で大島蛍役を演じるなど、着実に活躍の場を広げています。
2025年10月1日から12月17日まで、フジテレビのドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に乱士郎役で出演しました。

【映画】
2021年公開の『妖怪大戦争 ガーディアンズ』、2023年公開の『キングダム 運命の炎』と2024年公開の『キングダム 大将軍の帰還』では竜川役を演じました。

2024年8月には『闇金ドッグスX』で主演・真田一兵役を務め、同年10月には『八犬伝』で犬田小文吾役を演じました。
2025年には「サラリーマン金太郎」シリーズや「爆上戦隊ブンブンジャーVSキングオージャー」など、複数の映画作品に出演しています。
6.佳久創が注目される理由
では、なぜ今、佳久創さんがこれほどまでに注目を集めているのでしょうか。その理由を整理してみましょう。
佳久創さんが注目される理由は、元ラグビー日本代表候補という異色の経歴、挫折から立ち上がった努力の物語、そして大河ドラマへの2度目の出演という実力が評価されているからです。
1. 異色の経歴とアスリート出身の説得力
元ラグビー日本代表候補から俳優へという異色の転身は、それだけでストーリー性があります。185cmの恵まれた体格と、ラグビーで鍛え抜かれた身体は、アクションシーンや武将役などで大きな説得力を持ちます。実際、『ノーサイド・ゲーム』や大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での武蔵坊弁慶役では、その身体能力が存分に活かされました。
2. 挫折から立ち上がる姿勢
日本代表候補として将来を嘱望されながらも、重傷により24歳でラグビー選手を引退。その挫折から俳優という新たな道を切り開いた姿は、多くの人に勇気を与えています。未経験から演技を学び、着実にキャリアを積み重ねてきた努力の過程が、視聴者の共感を呼んでいます。
3. 大河ドラマへの2度目の抜擢
2022年の『鎌倉殿の13人』に続き、2026年の『豊臣兄弟!』への出演は、佳久創さんの演技力が評価されている証拠です。しかも藤堂高虎役はオーディションで1600人以上の応募者の中から選ばれた大役。NHKからの信頼と期待の高さがうかがえます。
4. 幅広いジャンルへの挑戦
スーパー戦隊シリーズから大河ドラマ、時代劇映画まで、幅広いジャンルに挑戦する姿勢も魅力です。どんな役柄にも真摯に向き合い、役作りのために体重を27キロも増量するなど、ストイックな取り組みが業界内外から高く評価されています。
5. 父親の存在と家族の絆
元プロ野球選手の郭源治さんの息子であることも話題性がありますが、それに甘えることなく自分の道を切り開いてきた姿勢が支持されています。父親から「好きなことをやりなさい」と言われ、自分の選択を尊重されてきたという家族の絆のエピソードも、多くの人の心を打っています。

まとめ
佳久創さんは、元ラグビー日本代表候補から俳優へ転身した異色の経歴を持つ、注目の若手俳優です。父親は元中日ドラゴンズの名投手・郭源治さんという華やかな家系に生まれながらも、重傷による引退という大きな挫折を経験。そこから俳優という新たな道を切り開き、『ノーサイド・ゲーム』でブレイク、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で武蔵坊弁慶を演じ、スーパー戦隊シリーズでも活躍してきました。
2026年1月4日から放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、オーディションを経て藤堂高虎役に抜擢され、185cmの恵まれた体格を活かした知勇兼備の武将を演じています。挫折から立ち上がり、努力を重ねて着実にキャリアを積み上げてきた佳久創さん。その誠実な人柄と演技への真摯な姿勢が、これからますます多くの人々を魅了していくことでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。佳久創さんの今後の活躍にも、ぜひご注目ください!




